【縮毛矯正の正しい知識】髪に優しい低温縮毛矯正!どんなくせ毛にむいているの?


通常の縮毛矯正は160度から180度の熱に設定した高温アイロンでくせ毛をストレートにするメニュー!

一方で、低温縮毛矯正は40度程度の低い熱で髪に負担をかけずに、しかも柔らかい自然なストレートにする事ができます。

 

そんなに良いことずくめなら、自分も低温縮毛矯正を一度かけてみたい!という方もきっと多いはず!

でも、実は低温縮毛矯正をオススメできる髪質の方はかなり限定的だったりします。

ですが、あなたの髪質に合うのであれば通常の縮毛矯正よりも、低温縮毛矯正の方が髪にやさしく、仕上がりが自然な事は間違いありません。

 

そこで今回は、

 

  • 低温縮毛矯正に向いている髪質(画像多数あり)

 

 

このような内容を詳しくお伝えしていきたいと思います。

この記事を読めば、あなたの髪質が低温縮毛に向いているかどうか?を判断する事ができるようになりますので是非最後まで読んでくださいね♪

低温縮毛矯正にむいている髪質

低温縮毛矯正に適している髪質は、

 

  • 軽くうねる
  • 広がってボリュームが収まらない

 

こんなくせ毛さんに適しています・

それから、硬い髪質よりは柔らかい軟毛の方が効果を発揮しやすいという特性があります。

イメージとしては、クセをしっかりのばすというよりは「ぺたんこにせずに収まりのよい髪に仕上げる」という表現がピッタリです。

 

低温縮毛矯正に適した髪質を画像で知ろう!

軽いうねりや、広がっておさまらない程度のくせ毛ってどの程度のクセの事を言っているのか分からない!

そんなあなたも安心してくださいね。

ここでは、低温縮毛矯正に適した髪質、適さない髪質を画像を使って解説していきますよ~。

低温縮毛矯正に適した「軽くうねる」程度の髪質を画像付きで解説

 

このお客様の髪質は少し硬め!そして改善前の画像(向かって左の画像)は表面にゆるいうねりを感じると思います。

このくらいのうねりであれば、低温縮毛矯正で十分対応ができますよ! 

低温縮毛矯正に適した「広がって収まらない」髪質を画像付きで解説

Before

After

こちらも髪質は少し硬めのお客様です。乾燥や湿気でBeforeの状態以上に膨らむ日も多いとお悩みでした。

 表面の髪の広がりが収まり、根本も自然にボリュームダウンしたので頭のサイズがコンパクトになった事が分かりますよね!

 

低温縮毛矯正に適さない髪質も画像で紹介!

※AFTERは通常の縮毛矯正で施術した際の仕上がり

上の画像のように、大きくうねって弾力があるくせ毛さんには低温縮毛矯正は向いていません。

このくらい強いくせ毛になると、通常の縮毛矯正の方が適しています

内側のクセが強い場合はクセが残る可能生が高い

髪にクセがある方の場合、下の画像のように表面の髪はそれほどクセが強くでていないのに、内側はクセが強くでている場合も多いです。

 

内側の髪は太くてしっかりしているケースが多いのですが、そういった箇所のクセは通常の縮毛矯正でも伸びにくい傾向にあります。

それは、低温縮毛矯正でも同じことが言えます。

例えば、低温縮毛矯正で下の画像のように綺麗な収まりが出た場合でも、、、

 

※低温縮毛矯正の仕上げイメージ

このように、内側のクセは残る場合も多いです。

一見すると、自分の髪質は軽いうねりしか感じないから低温縮毛矯正がむいてるかも!なんて方でも、内側のクセもちゃんと伸びないと気になる!

なんて方には低温縮毛矯正は向かない場合もあるので要注意です!

低温縮毛矯正と通常の縮毛矯正の具体的な工程の違いは?

低温縮毛矯正と通常の縮毛矯正の工程の違いを理解して頂く為に、通常の縮毛矯正の工程と比較しながら解説していきます。

両者の工程を解説

手順1 1剤塗布

この薬剤で、くせ毛の元になっているたんぱく質の結合をしっかり切る

※低温縮毛矯正の1剤には、多くのトリートメントが配合され減力されているの(たんぱく質の結合はあまり切れない)

 

 

手順2 お流し+ドライ

不要な薬剤を一旦洗い流し乾かします

※低温縮毛矯正の場合は、1剤を流さない

 

手順3 高温アイロン処理

160度~180度の高温と薬剤の反応で、髪の結合を切りつつ、たんぱく質を固めてストレートに伸ばします

※低温縮毛矯正の場合は40度の超低温で薬剤と反応。たんぱく質は固くならない

 

手順4 2剤塗布

1剤でアルカリ性に傾いた髪を酸性に中和して、ストレートを安定させます [/tl]

 

 

手順5 お流し+ドライ+仕上がり

最後に乾かしてストレートになった事を確認して終了です[/tl]

 

※が低温縮毛矯正の工程

この手順の違いからわかるように、低温縮毛矯正では1剤と一緒にトリートメント成分を髪に反応させて、低温のアイロンで更にその成分を髪の内部に浸透させる仕組みになっています。

ただし、熱反応が穏やかな為にクセを伸ばす力も弱くなります。

だからこそ、低温縮毛矯正はクセをしっかりのばすというより、うねりや広がりを感じる弱いくせ毛を「ぺたんこにせずに収まりのよい髪に仕上げたい」

という要望にぴったりな技術という訳なんです。

いかがでしたか?

今回の記事では低温縮毛矯正に向いている髪質と、その効果についてお伝えしてきましたがいかがでしたか?

使いようによっては抜群の効果を発揮する低温縮毛矯正ですが、クセが強い方にはあまり効果がない事が理解してもらえたと思います。

良薬も使いようによっては毒になると言われるように、低温縮毛矯正も使うべき髪質を間違えると散々な結果を招く場合があるので注意が必要です。

とはいえ、効果のある髪質の方には低温縮毛矯正は是非オススメしたいメニューである事は間違いありません。

わたしの髪質なら効果がありそう!と感じたのなら、是非美容師さんと相談してみて下さいね。