髪がキシキシするのを治したい!美容師が治し方と、きしむ原因を徹底解説します

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なんだか髪を洗うとキシキシするし、乾かした後も指どおりが悪いんです…。

お客様

こういった経験、ありませんか?

それはもしかすると、ホームケアに問題があるのかも知れませんよ。

  • キシキシする髪に効果的なケア
  • 髪がキシキシになる原因

今回は、こちらをテーマにお伝えしていきたいと思います。

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キシキシした髪はホームケアの見直しを

髪の毛の最表面は、キューティクルと呼ばれるウロコ状の保護層で覆われていて、髪の毛を保護するのと同時に、ツヤやてざわりを与えてくれます

このキューティクルは、汚れを付きづらくし、髪内部から必要な栄養素が抜け出ることを防いでいます。

はい突然ですが問題です!

では、なぜ髪がキシキシになってしまうと思いますか?

唐突ですね!?

キューティクルがツヤやてざわりを与えているんですよね…?
キューティクル自体が傷ついてしまっている…とか…?

お客様

その通りです!髪を保護する力、キューティクルそのものが弱ってしまっているからなんです。

そんな状態を改善したいなら、まずは毎日使用するホームケアを見直すの事がオススメです。

おすすめのホームケア方法をお伝えしますね!

アミノ酸系のシャンプーをセレクトする

市販のシャンプーの中には、刺激が強い商品が多く、キューティクルやタンパク質にダメージを与えてしまうものが沢山あります。

もしあなたがドラックストアやオンラインショップ等で、手軽に手に入るものを使っている場合は、まずはアミノ酸系のシャンプーに変えてみる事をおすすめします。

アミノ酸について

アミノ酸について少しお話したいと思います。

アミノ酸とは、たんぱく質を構成している20種の有機化合物の事です。いくつか挙げると…

  • リジン
  • トリプトファン
  • アスパラギン酸
  • グルタミン酸
  • アルギニン

これらは、比較的一般の方でも耳にする機会が多いのではないでしょうか?

これらを含めた、有機化合物…つまり20種類のアミノ酸によって構成された物をたんぱく質と呼んでいるのです。

では髪の毛の構成をご存じでしょうか?

実は、髪の毛を構成する成分の8割はたんぱく質です。

こちらはケラチンと呼ばれるたんぱく質で、18種のアミノ酸によって構成されています。

アミノ酸の構成数に違いはあるものの、こちらもたんぱく質なんです。

…さて前置きが長くなってしまいましたが、アミノ酸系のシャンプーのメリットをお話したいと思います。

アミノ酸系シャンプーのメリット

アミノ酸系シャンプーのメリットは、刺激の少なさにあります。

一般に市販されている、いわゆる『石油系』『高級アルコール系』のシャンプーに使用されている界面活性剤は、アミノ酸系シャンプーと比較して洗浄力が弱い割に、刺激が強く、汚れを落とすのに頭皮にダメージを与える可能性があります。

それらと違いアミノ酸系シャンプーに使用されている界面活性剤は、アミノ酸をベースに合成されています。

これをアミノ酸系洗浄成分といいますが、弱酸性の為刺激が少ないものの、油脂やほこり等の汚れを落としやすい事、そして保湿力もあるのが特徴です。

アミノ酸系シャンプーなら、髪を優しく洗いつつ、保湿効果も期待できるので、髪が良くなっていく実感を得る事ができますよ!

下記にアミノ酸系シャンプーについてまとめた記事がありますので

こちらを参考にあなたに合ったアミノ酸系シャンプーを見つけてください!

【美容師監修】ツヤツヤ髪にしたい!そんなあなたに知ってほしいセルフケア完全マニュアル

インバストリートメントの効果を最大に引き出す

インバストリートメントは、その名の通りお風呂で使用するトリートメントの事で、髪に馴染ませてから洗い流すタイプのトリートメントです。

トリートメントをつける際に注意したいのは、髪の水気をしっかり絞る事。

お客様にカウンセリングしていると、髪を洗い終わった状態で、そのままトリートメントをつけている方が意外に多かったので注意です。

ちゃんと水気を切らないと、折角のトリートメントが薄まって効果が半減してしまいますよ。

トリートメントをつけたら、荒目のコームで梳かしつけて、ムラを馴染ませます

ひっかかりが無くなるまでとかしたら、次は先ほどより目の細かいコームを使って梳かします

最後に、もう一度トリートメントを毛先中心につけたら、揉み込んで終了です。

まとめるとこんな感じです。

  1. 水気を良く絞る
  2. トリートメント をつける
  3. 荒めのコームで梳かす
  4. 細かめのコーム梳かす
  5. 再度トリートメントをつけ揉み込む
  6. 洗い流す

流し残しが無いように、しっかりすすいで下さいね♪

少し手間が増えますが、これだけでかなりトリートメントの効果が変わりますよ!

洗い流さないトリートメント(アウトバス)を使う

こちらはドライヤーで乾かす前に使う、洗い流さないトリートメントの事です。

アウトバストリートメントをつける前には、一度細か目のコームで髪のひっかかりがなくなるまで梳かしましょう。

これ、実はつけムラにしない為にかなり重要です。

この一手間でトリートメント成分をムラなく髪に浸透させる事ができ、皮膜効果も無駄なく発揮できますよ!

さっと手ぐしをいれたただけで、トリートメントをつけている方も以外に多いんですよね。

乾かし方も丁寧にするとツヤとまとまりアップ

ここまでポイント押さえたら、あとは乾かすだけ!

…でもちょっと待って下さい。

ドライヤーの風の向きや、乾かす順番でもまとまりや手触りが全然違ってくるってご存じでした?

乾かす時は、髪の収まりに風が逆らわないようにドライヤーの風を当てるだけで仕上がりが格段に違ってきます。

乾かす順番ですが

  1. 根本
  2. 中間
  3. 毛先

の順番で9割乾かし、最後は冷風で仕上げてください。

せっかくなら、髪の収まりが良くなる乾かし方も覚えてキシキシ髪とさよならしちゃいましょう!

下記の記事で詳しく解説していますので、興味があればこちらも目を通してみてください。

「美容師直伝」サラサラとツヤツヤを叶える正しい髪の乾かし方!天使の輪を作る美髪へ

色んなタイプがあるけどどう使い分ければいいの?

洗い流さないトリートメントには、オイル、クリーム、ジュレ、エマルジョンと色々なタイプの製品があります。

この中で、このタイプのトリートメントが髪のキシキシに効果的!という物はありません。

ただ、保湿だけで言えば、

  1. オイル
  2. エマルジョン
  3. ジュレ
  4. クリーム

この順番で保湿効果が高いと言えます。

クリームが一番しっとりタイプが多いイメージです!

液体から個体に近づく程、しっとり感が強くなる感じですかね。

どのタイプも手触りが良くなる効果は共通なので、サラッとしたいならオイル、しっとりさせたいならクリームという感じで選んでもらうといいと思いますよ。

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ホームケアを変えただけでサラサラに!

ホームケアってそんなに効果あるの?

そう思う方は、是非下の画像を見比べてみて下さい。

半年前

現在

 

こちらのお客様は髪のダメージにお悩みでしたが、今ではこんなにサラサラです!

いつもなら、すぐ黄色になってしまう髪も全然色落ちしなくなりました!

………えっ…?これ本当に同一人物ですか?

騙してませんか?

お客様

騙していません(笑)間違いなく同一人物ですよ!

え~…、すごい…

お客様

そうなんです、ホームケアの威力って実はすごいんです。

美容室でのダメージレスな施術ももちろん大切ですよ!

髪がキシキシする理由を詳しく解説

先に少しお伝えしましたが、髪がキシキシする原因は、キューティクルがダメージをうけ、傷ついてしまうからです。

キューティクルはウロコ状に重なり合い髪を保護していますが、ダメージ等で開いてしまうと毛羽立ってしまい、手ざわりが悪くなります。

ここからは、キューティクルが開いてしまう原因をピックアップしたので参考にしてくださいね。

シャンプーが髪に合っていない

髪は弱酸性が一番安定している状態です。

これがアルカリ性に傾くと、キューティクルが開いたり、ひどい時には剥がれてしまいます。

市販品で多い、高級アルコール系シャンプーは、アルカリ性のものが多く、キューティクルを傷める原因になる場合があります。

石けん系シャンプーも注意

それと、自然で優しいイメージの石けん系シャンプーも実はアルカリ性で、刺激が強めです。

石けんで顔を洗うとガサガサになる方も多いと思いますが、髪にも同じ事が起こっています!

洗った後に残るせっけんカスも、独特のゴワゴワとしたきしみを作る場合があるので注意です。

ノンシリコンもきしむ原因に!

まずシリコンシャンプーから説明しますが

シリコンシャンプーは、シリコンで髪をコーティングしてツルツル、サラサラとした感触を作りだします。

コーティングをしている為、見た目も、手ざわりも良くなります。

しかしノンシリコンシャンプーにはそのシリコンが入っていない為、洗浄成分によってはキシキシになりやすいというデメリットがあります。

それだとノンシリコンシャンプーって必要なくないですか…?

お客様

ここだけ取り上げるとそう感じますが、シリコンシャンプーを使用しない方が良い場合もあるんですよ。
シリコンシャンプーを避けた方が良い場合
  • 頭皮にトラブルを抱えている
  • 髪が細くなっている 

こう言った悩みがある場合には、シリコンシャンプーの使用を避けた方が良いです。

アミノ酸系シャンプーだと、ノンシリコンでもきしまない物が多いですよ!

シリコンについての昔話

一昔前、皮膜が取れなくなる、または頭皮の毛穴から侵入して薄毛の原因になるなど、何かと槍玉にあげられていたシリコンシャンプー…

実際、美容師の間でヘアカラー が入らない、パーマがかからないという問題もとても多くありました。

ただ現在では、製品の改良によって全くと言っていいほどそういうケースは無くなっていますし、シリコンが毛穴から入る説はあり得ないという事がわかっています

髪が傷んでいる

カラー、パーマ、縮毛矯正は、薬剤を浸透させる為にキューティクルを開いてから行います。

こう言ったメニューは、回数を重ねるほど髪にダメージを蓄積し、キシキシする原因になります。

キシキシした手触りを解消したいなら、出来るだけダメージレスな施述を提案してくれる美容室に通うのがオススメです。

海、プール、温泉も髪のきしみの原因に!

海水がアルカリ性の為キューティクルが開いてしまいます、その状態で紫外線を浴び続ける事で、髪のメラニンが破壊されてしまい潮焼けを起こしやすくなります。

プール

プールには殺菌消毒の為に塩素が使用されています。

塩素には漂白作用もあり、この作用によって髪が傷んだり、きしんだりする原因になります。

温泉

温泉は泉質によってはアルカリ泉のところがあり、その場合髪のダメージの原因に繋がります。

ヘアアイロン等の熱ダメージ

高温のアイロンを頻繁に当てすぎると、キューティクルが浮いてしまい戻らなくなる事があります。

これも、髪がきしむ原因に繋がります。

今後の髪のケアについて

髪がキシキシする原因とケア方法をお伝えしてきましたが、究極的には日光を避け塩素やアルカリ性を避ける…等、著しく行動を制約してしまう事になってしまうので、あまり現実的ではないですよね。

ですから、直接的な原因を避けるのではなく、受けてしまったダメージを和らげる、ホームケアを重点的に行っていくと良いのではないでしょうか。

今回も長くなってしまいましたが、役立つ情報が発信できたなら幸いです。

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