かっこ悪いから早く直したいな~!お客様
お客様
沈むって言うのはですね、美容師の専門用語でして、、、 簡単にいうと、縮毛矯正でダメージした髪はたんぱく質が固まってしまうんです
お客様
はい、そうなんです! そして、そんな髪に対してのカラー剤の使い方や塗り方を間違えると、イメージよりも暗くなってしまう事があるんです。 これを「カラーが沈む」なんていい方をしたりします。
そんなに傷んでいたなんてショックだわ、、、お客様
まぁ、なってしまったものは仕方ないとしても、、、、 早く直したいから担当してもらった美容師さんに連絡したら、来週お直ししてくれるっていうんだけど、お客様
うんうん、誠実な対応ですね
それはそうなんだけど、暗くなった毛先の色を落とす為に何をするのか?の説明がなかったから、、、 余計な事をすると、今よりもっと髪が傷むんじゃないかという心配と怖さもあるのよね~ すでに縮毛矯正とカラーで毛先がキシキシになってきてるし、、、お客様
なるほど、それはお困りですね! それでは、カラーで毛先が沈んでしまった時に美容室ではどんなテクニックを使って直すのか? をお教えしましょう!
それなら安心できるかも! ありがとう~お客様
目次
縮毛矯正とカラーで毛先が暗くなった時に、美容室で活用されるお直し方法
それでは早速、傷んだ毛先がヘアカラー を吸い込んでしまった場合に一般的に美容室で行われるお直しの方法をお伝えしていきますね。
①毛先に明るくするカラー剤を塗る+オンカラー
ヘアカラー にはライトナーと呼ばれる、染料が入っていないタイプの薬剤があります。
このライトナーを暗く沈んでしまった毛先に塗って色を落とす方法が一番優しいお直しの方法です。
この場合、ある程度の色落ちを確認したら一度流し、今度は根本の色に合わせて毛先にオンカラー(もう一度カラー)すると全体の色合いが馴染みます。
②ブリーチを弱めて毛先に塗る+オンカラー
次に、ブリーチをライトナーで弱めて使用する方法があります。
この場合も、色が暗く沈んでいる毛先に減力させたブリーチを塗ります。
色落ちが確認できたら、一度流してから根本の色味に合わせてオンカラーしていく流れになります。
③ブリーチ原液のまま毛先に塗る+オンカラー
最後に単純に原液のブリーチを暗く沈んだ毛先に塗る方法です。
この場合も、一度流してからオンカラーしていく流れになります。
④脱染剤を毛先に塗る方法もある
ブリーチよりも髪を傷めず、髪に入った染料だけをを壊しつつたんぱく質は壊さないと謳われている脱染剤という薬剤もあったります。
今回は一般の方向けに書いているので、ブリーチに比べて過硫酸やアルカリが、、、という難しい話は割愛しますが、、、
簡単に言えば、脱染剤はブリーチよりも髪を傷めないという風に言われています。
でも、結局は脱染剤も髪を傷める事に変わりはありません。
経験を通じた個人的な見解としては、②と③の間位の強さに該当するかなぁ?と思います。
分かりやすくグラフにまとめてみました
①~④までの方法をお伝えしましたが、ここではどの方法が髪をダメージさせやすいのか?
についてグラフにまとめてみましたので参考にして下さいね。
手法 | ダメージ度合い | 染料を落とす効果 |
①カラー剤(ライトナ-)+オンカラー | ★ | ★ |
②ブリーチを弱め+オンカラー | ★★ | ★★ |
④脱染剤+オンカラー | ★★ | ★★ |
③ブリーチ原液+オンカラー | ★★★ | ★★★ |
どの方法が効果的?実はやってみないと分からない
ここまでお伝えしたとおり、暗く沈んだ毛先のカラーを明るくする方法は複数あります。
そしてグラフを見て頂くと、染料を落とす効果が高い=ダメージ度合いが高いということが分かって頂けると思います。
しかも、その時々の髪のコンディションや髪質によって、どの方法が一番効率的に色が明るくなるのか?
というのは美容師側からしても正直やってみないと分からないんです。
できるだけ傷ませたく無いからと、ライトナ-を使ってお直しをしたら思ったほどの変化がなかった!なんて事も結構ざらにありますし、、、
かといって、確実にカラーで沈んだ毛先を明るくするなら美容師側としてもブリーチを使いたいトコロなんですが、、、、
今度はダメージの問題がでてきてしまいます。
できるだけダメージさせたくない!
やっぱり傷むのか、、、 だったらお直しは辞めておいたほうがいいかなぁお客様
そう考える方も多いかもしれませんよね! 自然な色落を待つという方法もありますが、でもこの場合もいつ明るくなるかは未知数なんですよねぇ
お客様
はい、自然に明るくなってくれる場合もありますが、最悪カットして無くなるまで毛先は暗いままなんて可能性もありえます それこそ、運任せで美容師でも正確な判断は難しいというのが本音なんです
お客様
お客様
この方法を試してみて下さい♬
徐々に明るくする方法は、別に特別難しい事を美容室でお願いするとか、ホームケアで面倒なケアをしなければいけなという訳ではありません。
実は、暗く沈んだ毛先が徐々に明るくなれば良い!
というあなたは、まず先にお伝えした①のカラー剤(ライトナ-)+オンカラーのお直しを美容室で行ってもらいましょう。
お客様
はい、もしそれで成功したらラッキーですが、、、 まだ毛先が暗いままって言う事の方が多いはずです
お客様
実はそんな事はないんです~! 何故かというと、一回明るくしようとした毛先は、日々のシャンプーや紫外線、ドライヤーの熱等で色落しやすい状態になるからなんです これは、下の解説をみてもらうと分かりやすいですよ♬
【解説図】
髪の奥に入り込んで固くなった染料は一度では落ちませんが、ライトナーによって柔らかくなり流出しやすい状態に変化!
すると、日々のシャンプーやドライヤーで染料が壊れて流出しやすくなります。
一度でダメな場合は何回か繰り返しこの方法を行えばOKです
この解説はあくまで経験を通したイメージなので、実際に染料が柔らかくなっているかは不明です
ただ、他店で毛先を暗くされてしまったお客様をこの方法で何人も対応してきたので効果はお墨付きでです!
明るく戻したいけど、できるだけダメージは避けたいという方にはオススメできる法ですよ
何故、縮毛矯正した髪はカラーで毛先が暗く沈みやすいのか?
縮毛矯正で傷んだ髪の毛先が暗く沈みやすい理由、それは熱と薬剤で髪の中のたんぱく質が固くなってしまっているから。
これをたんぱく変性といいますが、一度こうなったたんぱく質はなかなかの頑固もの。
ヘアカラー程度の薬剤は簡単にはねのけてしまいます。
だから、ライトナ-やブリーチで無理やり明るくする方法でお直しを行うというのが一般的な考え方になります。
それから、沈む原因はもうひとつあります。
それはダメージが進んだ髪は、髪の中のたんぱく質がスカスカになりカラー剤の色素を吸い込みやすくなるからです。
この場合もダメージした毛先はヘアカラーで暗く沈みやすくなってしまいます。
最後に
毛先がヘアカラーで暗く沈んでしまった場合、お直しの手法を選択するのは主に美容師さん側です。
だから一般の方が今回の内容を知っていても仕方ないと思うかもしれませんが、これから髪にどんな事をされるのか?
コレを分かっていれば一般の方も安心してお任せできるのでは無いかと思います。
それに、美容師さんにお直しを依頼した際にも、
美容師さん
なんて回答がきたら、あなたの髪のダメージ具合によっては他の美容室に変えた方がいいかも、、、。
なんて判断基準になる場合もあるかもしれません。
どんな方法であっても、一度暗く沈んでしまった毛先の染料を落とすにはダメージというリスクがあります。
ですが、縮毛矯正もしているしこれ以上髪を痛めたくない!
こんな風に感じるなら、今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょう?