数ある情報の中からこの記事をわざわざ読んでくれているあなたは、兼ねてからの夢であった美容室の開業を考えていると思います。
そして、先に出店した美容室の失敗談を参考にし開業当初のリスクを少しでも無くしたいと思っているのでは無いでしょうか??
今回はそんなあなたに、著者自身が実際に開業当初におこしてしまった失敗談の中から、事前に知ってればこんな事にならなかったのに、しかも、知らなかったから損しちゃったというものについて厳選したものだけをお伝えしたいと思います。
この記事を読んで、ぜひ順風満帆なあなたの将来のサロン経営に役立ててくださいね。
開業当初にやってしまった経営面の実際の失敗例・厳選5選
10年前に独立開業した著者は、当初経営のズブの素人でしたから、沢山の甚大な失敗をおこしたものでしたっ。
そして、その失敗というのはこんな風な感じでした、
- お客様0からスタートなのに広告をケチった
- ポスレジを導入していなかった
- 戦略の「せ」の字も知らなかった
- パソコンが大の苦手だった
- スマホがにこんなにも重要とは思ってなかった
他にも、経営面に直接の関係はないけれど、それはあり得ないでしょ。
的なものは数あれど、上記の5つは著者がこれまで経営してきた経験からすれば先に知ってればそうならなかったのに。
というものばかりです、
少しでも、えっコレどういう事っ??
て思ったものがあればあなたも気をつけて下さいね。
疑問に思ったという事はあなたも同じ失敗をおかしてしまう可能性があるのかも知れません。
では、以下にどうしてこれが失敗なの?
という理由をひとつずつの解説していきたいと思います。
コレは失敗だったと感じる理由を解説
それでは、何故これが失敗だったのか?
についてひとつずつ解説させて頂きますね。
お客様0からスタートなのに広告をケチった
他の記事でも書いた事があるんですが、著者の開業当初の考えというのは、美容室というのはそもそも出店さえすればお客さまは勝手に集まるものと考えていました。
先輩方も先にどんどん独立していくし、きっと自分もお店を出せばなんとかなるだろうなんて感じです。
だから、開業時に残った運転資金は残しておこうなんて浅はかな考えで一ヶ月目のお客様の動員が10名程度という地獄を味わいました。
ポスレジを導入していなかった
コレは地味な失敗に感じますが、後々になってからかなり困りました。
だって、2年目になってお客様のデータをもとにした広告を新たに出したいなと考えた時に、全ての集計作業を自分の手で行わなければいけなかったんです。
この作業は地味ですがかなりきつかった思い出があります。
だって年齢、性別、地域などのデータをすべて集計しなくちゃいけなかったんですから、気絶するかと思いました。
しかも、反省してポスレジを導入しても、データが蓄積するまでは最低でも1年はかかる訳ですからコレは時間的に大きな損失でした。
戦略の「せ」の字も知らなかった
開業当社は戦略なんて考えはなく、言葉すらよくわからない状況でしたので経営はいきあたりばったり。
何をどうウリにしていけばいいものか?
という考えにすらならず、ただただ来るはずの無いお客様をサロンで待ってしまっていました。
今思えば何も考えないで良く生き残ったなと思います。
まぁ、開業3ヶ月後位からは必死に勉強したからなんとかなったんだとは思うんですが、知っていれば独立前に先に勉強しておきたかったです。
パソコンが大の苦手だった
できれば触りたくない、というのが本音でしたね(笑)
手で書いた方が早いっ、て本気で思ってましたから(笑)
ワード?エクセル?いやいやオレは事務じゃねーし!現場主義の職人だから。
今思えばとんでも無いアホでした、今でこそ当たり前にパソコンを毎日開いて、スタッフ用の資料を作ったり、キャンペーンを作成したりしてますが覚えるまでに相当苦労した方です。
これはやった分だけ慣れてくるので、雇われの時から資料とかを作る勉強をしておけば良かったと思います。
あなたも、もし現在は苦手だとしても絶対使うようになりますよ。
だって、はじめの店内のちょっとしたチラシを業者に外注する予算って有ると思いますか??
まさか手書きって訳にもいかないですよね??(笑)
スマホが経営にこんなにも重要とは思ってなかった
これはパソコンや機械が苦手という部類とはちょっと違う事で、スマホって手軽じゃない無いですか?ってところなんですよね。
手軽だからら面倒な事をしたくなくて、バックアップを取ってなかったんですよね。
パソコンが苦手という事もあり、本来パソコンに入れておけばいいようなメールや、資料なんかもスマホに入れていたんですね。
スマホがクラッシュした後は、中に入れていた大切な情報がなくなってしまい、本来スムーズにいく筈の、業者さんからのメールの返信をしたくても、アドレスすらないし、もっと言えば送ってもらったメール自体がない訳です。
後で見ようなんて思ってたメールが溜まっていたので、これから仕入れようと思っていた商材の情報が分からなくなってしまいほんと泣きそうでした。
しかもメールも、連絡先も分からないものは何百件にもなるじゃないですか?
これはシャレになりませんでした。
失敗しない為にはどうする?
どうでしたか?
開業前の私の失敗事例の中に参考になるものや、あなたもやってしまいそう!というものはありましたか??
もしあったならば、失敗しない為の対策も知っておいたほうが良いですよね。
なので、
当時の著者が、失敗する事を事前に分かっていればこう対策して回避したのにという考えをまとめておきますね。
こうやって事前に対策して失敗を回避しましょう
「お客様0からスタートなのに広告をケチった」の対策方法
本来は開業当初のサロン運営を軌道にのせる為にある運転資金。
これを残してなんとかしようと思ったのがそもそもの間違い。
開業時のお客様を以前のサロンからは見込めない状態なら、運転資金は広告費としてしっかり運用して新規集客は抜かりなく行いましょう。
運転資金は使ってなんぼ、残そうとすると逆に著者のような痛い目にあいますよ。
開業時の運転資金は残すべきお金ではなく、軌道に載せる為にかける必要経費と捉えて計画的に使っていくのがオススメです。
「ポスレジを導入していなかったの」対策方法
この失敗についての対策は簡単ですよね、開業時当社からデータの集計ができるポスレジを導入すれば解決です。
初期導入費用や月額料金をケチると、著者の様な拷問を受ける日が来てしまうかもしれませんよ。
将来の時間を買うと思い割り切って、先行投資として導入してしまいましょう。
「戦略の「せ」の字も知らなかった」の対策方法
個人的にはこれが1番勿体ない失敗だったんじゃないかと思います。
独立前に経営戦略って言葉さえ知っていれば勉強する場や書籍は沢山あったんですよね。
この記事を読んで戦略という言葉を知ったあなたにはまだ時間がありますので、是非、美容室経営の戦略関連の本を読んだり、セミナーに参加して有効な戦略を練っておく事をお勧めします。
最初から高額なセミナーや専門書は必要ありませんが、できる限り自分が投資できる範囲での勉強をしましょう。
投資して本気で勉強した知識だけが本当に役立つ力になります。
経営者として時間と費用を自分に投資する意識を早めに持ってしまいましょう
「パソコンが大の苦手だった」の対策方法
パソコンを持っていない方は絶対に使用するようになるのでとりあえず購入しておいた方が無難です。
購入したらまずは簡単な資料やポップ作りを練習して現在在籍しているサロンの運営に生かしてみてはいかがでしょう?
サロンと自分と両方の為になるので一石二鳥ですよね。
すでに持っているという方はもうひとつ上のタイピングを早くするなんて練習をするのも、経営者になってからずっと役立つので有効ですね。
パソコンはその道のプロ並みに使える必要はありません。
初心者なら今のうちにパソコン教室に通っておき、使い方から学んでおくのも良い方法だと思います。
ある程度の経験者であれば今のうちに自分でブログを立ち上げられるくらいのスキルを付けてしまえば今後に活かせる武器が増えますよ。
「スマホが経営にこんなにも重要とは思ってなかった」の対策方法
これはバックアップを取っておくだけで解決できますので対策とかはないんですが、開業してからの貴重な時間を無駄にしない為には絶対にやっておきたい事です。
以外に著者と同じような人が多いんじゃないかと思うのも実はコレです。
美容師さんは女性の方も多いですが、パソコンを持ってないから簡単なクラウド上のバックアップしかとっていない!
なんて人はまだまだ多かったりします。
実際、著者のサロンの女性スタッフはバックアップに必要なパソコンも持ってないって言ってました。
思い当たる方はきっちり対策して、著者と同じ失敗をしないようにしておきましょうね。
以外に盲点なスマホのバックアップ。電話番号だけといった一部のバックアップでは無く、画像やメールも網羅した完全なバックアップをマメに取っておき最悪の事態に備えておくととっても安心ですよ
失敗は成功のもと?それとも単なる時間の無駄使い?
いかがでしたか?
今回は美容室開業時の失敗と対策をまとめてみましたがあなたに役立ちそうな事例や対策方法は見つかりましたでしょうか??
よく、失敗は成功のもとなんて言われますが事前に調べれば回避できる失敗は成功のもとなんじゃなくて、単に不注意なんじゃないか?
っていう風にも言えると思うんです。
だから著者はめっちゃ不注意な経営者だった訳ですよね(笑)
調べれば分かる失敗に対策を講じておかないというのは、経験した著者から言わせて貰えば単なる時間の無駄使いだったと感じます。
失敗してる本人が偉そうに言うなっ、て話なんですが。
でも、独立してからの個人経営のオーナーさんって大抵はサロンワークに追われながら、経営の事も捌かなければいけないという、まさに二足のわらじ状態の人が大半だと思います。
コレって毎日が忙殺されるほど忙しいですし、限りある時間を無駄なことに使いたくないって絶対なる筈なんですね。
だから今回挙げような失敗を事前に対策する事で、あなたは開業前と開業後の時間を無駄にする事なく順風満帆な日々を迎えて貰えたらいいなと思います。