【小規模美容室】開業数年の経営者は帳簿付けをルーティン化して楽になろう

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今回のタイトルから興味を持ってこの記事を読んで頂いているあなたは

  • 日々の現場に忙しく、帳簿付けが正しく行えているのか分からない
  • 原価償却・貸借対照表のような慣れない会計用語は覚えられる気がしない
  • 帳簿や申告の面倒な部分を自分で考えないようにしたい

そんな悩みをお持ちなのではないでしょうか??

実は私も会計用語や数字は大嫌い(笑)

独立開業して数年間は本当に帳簿付けに苦労しました。

 

でも最終的にはなんとかスムーズに帳簿付をできるような体制にして、嫁にお任せする形に落ち着いたんですが。

しかしながら、任せるにしても、自分で行うにしてもスムーズに処理できる方法を考案しないと、任された人の時間的負担が大きいですし、自分で帳簿付けを行うしかないのであれば尚の事スムーズに事を運びたいですよね~。

 

それに人間ひとりの脳の処理能力には限りがあり、余計な負荷がかかった状態というのは無意識に脳の能力がダウンしてしまいます。

そんなあなたの脳の能力サロンの成長に最大限活用する為にも

  • 帳簿ってどう記入するんだっけ?

  • 申告ってどうやるんだ?

 

というような、自分以外の方から知識を借りれば簡単に解決できてしまうような事はさっさと自分の脳から切り離してしまいましょう。

ただでさえ現場の事に忙しい小規模美容室の経営者ともなれば、今後のサロンの発展に繋がるようなプラン作りに注力した方がサロンの成長スピードを上げることもできますよね。

今回は自分の過去の実体験を基に開業当初はこうすると帳簿付けがスムーズに行えて、経営者としての仕事に集中できる割合が増えましたよ。

という事例を実体験を基にして紹介したいと思います。

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白色申告は楽だけど損、青色申告を活用しよう。

まず、今回の解説は白色申告から青色申告に変更する事を前提にしたお話となります。

あなたがまだ白色申告を利用しているならば、是非早めに青色申告に切り替える事をオススメします。

何故なら、個人事業主にとって白色申告は青色申告と比べた時に、所得の控除(簡単に言えば経費に計上できる部分)で損をしているからです。

控除の部分については簡単に触れますが、青色申告を利用すると年間で65万円の青色申告特別控除を利用することができるようになります。これは個人の美容室経営者にとっては非常に大きなメリットです。
しかし、申告の際に貸借対照費用や損益計算書を正しく作成し複式簿記として提出する事が必要になります。

やっぱり会計って面倒だな~。なんて思わなくて大丈夫。

こういった書類をどうすればスムーズに作成できるのか??についても以下でお伝えしますね。

申告に必要な書類の作成は青色申告会にお任せして身軽になろう。

複式簿記という専門用語だけで面倒くさそうなのに、青色申告に変更してしまって本当に大丈夫なの??という声が聞こえそうですが(笑)

安心してください大丈夫です。

何故なら、個人事業主には青色申告会という強力な味方がいるからです。青色申告会は全国各地に支部があるので、あなたの出店している地区にも必ずあります。

青色申告会は年間16000円程度(地域で多少違いがあるようで)という割安な年会費だけで、帳簿付けのアドバイスや申告に必要な書類の作成を代行してくれるありがたい団体です。

年間16000円というのは、現在法人の当社は月間の会計顧問料を約38000円支払っているので、そこから考えても信じられないくらい割安な料金で有ることは間違いありません。

月額換算にすると1500円程度で面倒な申告業務を代行し、帳簿付けのアドバイスまでもらえるなんて、開業して数年程度の忙しい個人事業主の方が利用しない理由がありません。

まずは青色申告会に加入して申告に必要な書類の代行先を用意してしまいましょう。

帳簿付けは青色申告会の会計ソフト「ブルーリターン」がオススメ。

さて、申告に必要な複式簿記の書類作成の心配がなくなったら、次は毎日の帳簿付けがきちんとできているのかが心配になりますよね。

でも、前述したように、帳簿付けの部分も申告会の方でアドバイスが貰えるので心配しなくて大丈夫なんです。

そこで青色申告会に帳簿付けのアドバイスをお願いするのなら、青色申告でオススメしている会計ソフトのブルーリターンがオススメです。

何故なら、担当してくれる方が把握しているソフトで情報を共有したほうが、帳簿のチェックや書類の作成がスムーズに行えるからです。

そういった時間が早く済むという事は、お願いするあなたの無駄な時間を減らす事に繋がるので、ただでさえ忙しい個人事業主の時間の有効利用に繋がりますよね。

ここまでで、帳簿付けのアドバイスを貰う体制が万全になれば、あくまで一例ではありますが

・車やガソリン代はどこまで経費に計上できるのかな??

・お店を作ったときの減価償却って正しくできてるのかな??


というような、コレまではなんとなくグレイだった部分をWEBで調べるというような無駄な時間がなくなりますし、一度アドバイスを貰えばスッキリできるようになりますよ~。

上記のような簡単な質問なら担当の方に電話一本で明確な回答がいただけるので、これも非常に費用対効果が高い部分だと感じます。

心配性なので方は、個人事業税っていつ請求が来るんだっけ??

なんて疑問も聞いちゃってました。

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手元で帳簿付けをスムーズに行える仕組みとルーティンを作ってスッキリ行おう。

ここまでくれば、後は手元の帳簿つけをルーティン化してしまえば完了です。このルーティンはどういった形が最適なのかは人によりますが、オススメな方法としては以下にあげた通りです。

  • 日々のレシートの帳簿付けは増えると面倒なので毎日営業後、又は買ってきた時に打ち込んでしまう
  • 材料費などの金額の大きい取引は、月に1日数時間の記帳時間を決めてまとめて帳簿付けする

 

このように、記帳の数が多くなりやすいものと、大体の記帳数が決まっている物を分ける事で、これまで面倒だった作業が整理されて非常にスムーズに行えるようになります。

人によっては毎日PCを開いて行うのが面倒という人もいると思いますが、日々の業務が溜まってしまう苦しみは美容室の個人事業主のあなたが一番良く理解されていると思いますので、頑張って習慣にしてしまいましょう。

著者の私自信も帳簿つけのルーティンができるまでは、サロンワーク中も帳簿や年末の申告が心配になってしまい仕事に集中できずに困ってしまった時期がありましたが、この方法できっちり時間を分ける事で頭の中をスッキり整理できた事を覚えています。

ここまで書いておいて何なのですが実は・・・

 

今回の方法を取り入れ一度ルーティンさえ作ってしまえれば、例えば奥さんや親族にもこんな流れでお願いできないかな??

という風にお願いもしやすくなる事は確実です。

でも実は、会計ソフトにはfreeeやMFクラウド確定申告なんていうクラウド型のソフトもあったりします。

これはこれで大変便利なツールで著者の法人会計にも一部取り入れて使用しています。

freeeであれば実際に使用している感想をふまえて紹介できますので、開業してまだ数年の美容室という事を前提にした場合のブルーリターンとfreeeを比較してみました。

 

  ブルーリターン freee会計
初期導入費用 27000円 0円
ランニングコスト 0円 月額980円
ネット回線の必要性 不要 必要
記帳の利便性 少し面倒(全て一から手入力。) 便利(仕分けした内容を記憶)
オンライン共有 不可能 可能
記帳の確実性 確実(専門家が申告までチェックしてくれる) 不確実自分の判断で入力する為心配が残る)

 

コストやPC間でのオンライン共有、記帳の利便性だけみれば、一見するとfreeeの方がいいじゃないか?

と思える比較表となっていますが、経営者のあなたに1番大切にして頂きたいと思う事は実は最後の信頼性です。

ブルーリターンは日々の帳簿付けに少し手間がかかる部分はありますが、専門家のアドバイスをまめに受けられる分間違いなく申告までの帳簿付けを行えますし、上記のルーティンができてしまえば慣れてしまう作業ばかりです。

その点フリーは、仕分けの自動変換や会計士とのオンライン共有ができる利便性が高い反面、最初の勘定科目の仕分けは自分で正しく行う必要がありますので、最初を間違えてしまうとずっと間違えたままという事が起きてしまいます。

フリーのオンライン共有の機能に関しても、会計士と顧問契約するなら仕分けもオンラインで同期した先の専門家が行っておいてくれるのでとても有効な仕組みなのですが、小規模で開業数年の美容室では顧問料を払ってまで会計の面倒を見てもらおうという事はあまり無い事だと思います。

つまり、高機能のクラウドソフトであるfreeeを使用する場合は専門家が間に入る事で確実性をもって運用されるということですね。

考えて見て下さい、freeeは簡単に自動入力できるからと気楽に使用し、万が一申告の際に間違いがあったらそれを税務署に指摘でもされたりしたらその方が面倒だと思いませんか??

その点を考慮して、小規模の美容室ではブルーリターンがオススメですとお伝えしています。

あくまで個人的な経験に基づいてますので絶対コレ!

とはいいませんが、どの会計ソフトにしようか悩み中の方は選択肢に入れるのも一つの手だと思います。

是非今回の記事を参考に、経営者のあなたスペックを最大限活かせるルーティンを作りサロンの発展に注力できる環境を作って下さいね。

 

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