これから明るめのグレージュやグレージュ系のヘアカラーにしてみたいと思ってるんだけど、髪が傷むからブリーチはしたくないな~
ブリーチしなくてもグレージュってできるのかな?
お客様
そんな風に疑問に思っている方もきっと多いですよね♫
そして、自分が染める際の参考にしたいから美容師さんのBLOGで「ブリーチ無しでできる明るめのグレージュ」の画像を探してみた。
でも、
お客様
神谷
そこで今回は
- ブリーチしなくてもできる範囲の明るめのグレージュ
だけの画像に絞って掲載していきたいと思います。
ただし、その前に一つ理解しておきたいのはブリーチせずに一回で欧米人の髪色のように透明感をだす事はできない!
という事。
この記事を読んで頂ければ、そういった事も含めてブリーチ無しでできる明るめのグレージュはどんな色なのか?
そして、
あなたがしたいグレージュはその中にあるのか?
を簡単に理解して頂けるようになりますよ♫
目次
ブリーチ無しでできる明るめのグレージュを厳選♫
今回ご紹介するグレージュは、実際のサロンの現場でブリーチせずに染めた仕上がりの画像だけ集めました。
明るめグレージュ
明るめシルバーグレージュ
明るめオリーブ(カーキグレージュ)
明るめブルージュ(アッシュグレージュ)
ブリーチした後のグレージュも確認しておきましょう
ブリーチなしでグレージュにしたいと考えているあなたも、ブリーチ後に染めたグレージュ(いわゆるダブルカラー)の髪色を知っておくといいかもしれません。
ダブルカラー(ブリーチあり)で染めたグレージュも知っておこう
ブリーチ後にグレージュをのせた仕上がり
ブリーチして自毛のメラニンが削られているので、強い透明感がでています
グレージュのグラデーションカラー(中間部分のみ)
髪の中間からワンブリーチした後に濃いグレージュをのせた仕上がりです。
欧米人のようなグレイッシュな雰囲気の髪色に仕上がっています
グレージュのグラデーションカラー(毛先部分のみ)
毛先を一度ブリーチした後に、全体に淡いグレージュの薬剤を10レベルでのせた仕上がり!
毛先が柔らかな色合いに仕上がっています。
一般的には10レベル以上で髪の透明感がでる事を理解しよう!
今回紹介させて頂いたグレージュの明るさは、10レベル以上の明るさに限定してあります。
神谷
これは何故かというと、よく美容室で使用されるカラーチャート(明るさ見本)をみて頂くと一目瞭然です。
一般的にヘアカラーというのは、「髪を明るくする+髪に色素をいれる」という事を同時に行っていますがこれは明るめのグレージュにする際の薬剤も同様です。
そしてカラーチャートからも分かるように10レベルというのは、日本人特有の髪のメラニン色素(ユーメラニン・赤み)が適度に削られて、色が入る前の髪に黄色さを感じるようになる領域!
神谷
ですが、髪を明るくしながら色素を定着させる事がヘアカラーの仕組みなので、その仕上がりに透明感をだす為には色が入る前のベースの赤みを削って黄色い状態にしなければいけません
という事は逆に言うなら、
- 明るめのグレージュにしたい、
- グレージュに抜けや透明感が欲しい
こんな方は、仕上がりが10レベル以上の明るさを目安にすると「ブリーチ無しで明るのグレージュ」にする際に思ったより暗かった!という失敗が防げる!
と言えるわけなんです♫
神谷
欧米人風のような透明感が欲しい方はブリーチが必要
今回紹介させて頂いた明るめのグレージュの画像には、よく他のサロンの美容師さんがインスタグラムやBLOG等で紹介しているような欧米人風の髪色はありませんよね。
これは、冒頭で説明させて頂いたように「日本人の髪をブリーチ無しで欧米人のような透明感のあるグレージュ」にする事はまず不可能だからです。
これは画像の方がイメージがつきやすいので以下を御覧ください。
ブリーチ無しで欧米人のような髪色は不可能!について画像を使用して説明します
①も画像の毛束は、12tレベル位の明るさにカラー剤で明るくした毛束です。
①の毛束にグレイ系のカラー剤をのせた状態は以下の②の画像の状態です。
そして最後に、流して乾かした状態が③の画像の仕上がりになります。
いかがでしょうか?
このようにブリーチしていない状態の髪にグレイ系のカラー剤をのせても、グレイを感じるベージュといった印象の仕上がりになる事が分かって頂けると思います。
ですが、世に中の美容師さんが発信しているインスタグラムやBLOGでは、
- ブリーチしてあるグレージュ
- ブリーチしていないグレージュ
とこの2通りのグレージュが混在してしまっています。
ですから「ブリーチしなくてもできる明るめのグレージュ」への情報を探している方が混乱しないように、上記のヘアカタログには欧米人風に仕上げた画像はあえて掲載していません。
グレージュの色持ちは良い?悪い?
グレージュと言うのはグレー+ベージュで構成された色味を指しています。
そして、ブルージュはグレージュにブルー(アッシュ)がMIXされた色味の事で、その他のシルバーグレージュやオリーブグレージュもそれぞれ深いシルバーや緑(オリーブ)がMIXされた色味になります。
そこからも分かるように、こういった寒色系のグレージュ系には赤の染料が入っていなんですね。
実は、ヘアカラーというのは赤の染料が多いほど色持ちが良くなりやすいので、この原理からいくとグレージュは色持ちが良いとは言えない部類の色と言えます。
ただし、最近のカラー剤は各メーカーさんでとても研究されています!
そういった研究による薬剤の進化によって「昔は色落ちすると黄色くなっていた明るめのグレージュ」が、現在では色落ちしても黄色くなりにくくなっています。
画像からも分かるように数カ月後にグレージュの色味がなくなったとしても、
数年前までのカラー剤のように
- オレンジや黄色に退色する事がない
- 色落ち自体は早いが色落ちした色も良い感じ
神谷
グレージュメリットとデメリットを抑えて明るめグレージュを楽しもう!
明るめのグレージュはその色味自体の持ちはあまりよくありません、でも色落ちした数ヶ月後の色味も嫌な黄色にならずにキレイ!
という特徴があります。
また、外人風の色味を表現する為には基本的にブリーチが必要な反面、ブリーチ無しでもナチュラなヌケ感を表現できます。
こんなメリットとデメリットをきちんと抑えた上で、是非理想のグレージュを叶えて下さいね♫