事情があって暗めのヘアカラーにしなければいけなくなってしまった。
どうせ染めるならおしゃれな髪色がいいな~♪
お客様
そこで今回は、これから暗めのヘアカラーにチャレンジしようと考えている方へ向けて
- 暗めグレージュは地味にならずにおしゃれに仕上がるのか?
- 暗めでグレージュに染めるメリットとデメリットは?
こんな内容にピックアップしてお伝えしていきます。
これから暗めの髪色にチャレンジしよう!という方に周りからもきちんと暗めに認識されやすい7ト-ン(7レベル)のグレージュはピッタリだと思います。
カラーチェンジの際の判断材料として是非最後まで読んでみて下さいね。
尚、この記事では一般の方に理解して頂きやすいように、「7トーンと7レベルの意味=同じ意味」に統一して解説していきます。
目次
7トーン(7レベル)グレージュの色と明るさ
では、まず実際に7トーンの暗めに仕上げたグレージュの仕上がりを御覧下さい。
7トーンのグレージュの画像を集めて見ましたが、色味と明かるさのイメージは掴めましたか?
グレージュは(グレー+ベージュ)が混じり合ってできている色味なので、仕上がりからは以下のような特徴が感じられると思います。
- ベージュの柔らかい雰囲気
- グレーのいい感じのくすみ感
この特徴から、通常のヘアカラーでは野暮ったい雰囲気に仕上がりがちな暗め7トーンの仕上がりでも、グレージュなら暗めであってもどこか抜け感を感じる柔らかい仕上がりになります。
ブルーアッシュと比較してみました
グレージュの特徴が分かりやすいように、暗めで定番人気のブルーアッシュを同じ7トーンの明るさに仕上げた画像と、7トーンのグレージュを比較してみました。
まずは7トーンのブルーアッシュの仕上がりを御覧ください♪
ブルーアッシュはその名前のとおりブルー味が強く配合されたアッシュです!
このブルー染料が日本人特有の髪の赤みを打ち消してくれるので、赤茶になりやすい7トーンの仕上がりでも赤みを感じない仕上がりにできるのがブルーアッシュが人気の理由。
でも、グレージュと比べると、すこーしだけオレンジの色味が深く感じるはずです。
分かりやすいように、7トーンのブルーアッシュとグレージュの仕上がり画像を並べて見ましょう。
同じ明るさで比べてみると、グレージュの方がブルーアッシュよりもオレンジ味が抹消されていて
- ベージュの柔らかさ
- グレーのくすみ具合
という特徴が良くでていて、暗いけど明るい、そして暗いけど軽く見えるのが分かりますよね!
この特徴を生かした抜け感が暗めグレージュの最大の特徴なんですね。
グレージュのメリットはなんと言っても「抜け感」
暗めのグレージュに染める際のメリットはなんと言ってもその透明感。
通常7トーンの暗めに染めた場合「暗い、重たい」という印象になりがちです!でもグレージュならその特有な抜け(透明感)のある発色で、暗めの仕上がりにも「明るさ、軽さ」を表現できます。
この業界でも良く使われている「抜け感」の意味がわからない方も多いと思いますので、ここで簡単にこの抜け感とはなんなのか?について解説しておきますたいと思います。
例えば、下の画像を御覧ください。
この画層を見て頂くと一目瞭然ですね。
- 髪が重なり光を通しにくい根本のストレート部分は暗めに見える
- 髪に動きが加わり光を通しやすくなった毛先の巻き髪部分は根本よりもかなり明るめで軽く見える
これが、俗にいう抜け感や透明感と呼ばれるものです
お客様
まず7トーン(7レベル)の正確な基準を知っておこう
雑誌やWEB等で紹介されている髪色は、媒体によって紹介している明るさが全然違うと思う方もいる筈!そしてその違いは何?って迷われる方も多いと思います。
美容師 髪屋
なんて思う事ありませんか?
お客様
この違いは実はこういう事なんです。
- 7トーン(7レベル)の薬剤を使用した(染める前の明るさによって仕上がりにバラツキがでます)
- 7トーン(7レベル)の仕上がり(染める前の明るさが違っても仕上がりは同じ明るさ)
一般の方にむけて今回のような情報を提供する際には、①と②のどちらかで内容を統一しなければばらない!という決まりが特にありません。
ある意味、書き手の解釈次第なのでこういったばらつきがでてしまう場合も多々あるようです。
それから、記事を書いている方が髪の知識が豊富なプロの美容師なのか?それとも髪の知識においては素人の単なるライターさんなのか?でも記事の信頼性は大きく違ってきます。
写真の色味を加工して記事に掲載する方や、他人のサイトから勝手に写真をコピーして載せている方も多ので、ヘアカラーの情報を雑誌やWEBで調べる際は注意が必要です。
デメリットは「光の当たり方で明るく見えやすい」
グレージュのメリットは抜け感とお伝えしましたが、このメリットは逆に言うとデメリットになる場合もあります。
それはどんなケースかというと、髪の明るさは7トーンまで!こんな社内規則や校則がある方の場合、自分の席が窓際の直射日光が当たりやすい場所では髪が7トーンよりも明るくみえてしまう。
とう事が起こる可能性があります。
ですから、光の当たり次第で明るくも暗くも見えるグレージュは、何らかの規則に従って髪色を暗くしなければ行けない方には注意が必要です。
お客様
透明感が欲しい!しっかり暗くしたい!をTPOに合わせて選ぶのが◎
抜け感(透明感)と柔らかな印象が最大の特徴であるグレージュですが、その特徴ならではの暗めでも明るく抜けて(透明感がでる)見えるという効果は、TPO(時と所と場合)によってはメリットにもデメリットにもなり得る事は知っておいて頂けると変な失敗が防げます。
暗めのグレージュにしたいけど、自分をとりまく環境は髪色が明るくみえすぎるかも?なんて方は6トーンのグレージュにとどめておくとか、他の色味も検討した方が良いかもしれません。
そんな方は、サロンで人気のヘアカラーを明るさ別で紹介している記事も是非参考にしてください。
7トーン・グレージュの色持ちはいいの?
7トーンというのはもともと中明度という領域の明るさで俗にいうハイトーン(明るめの11トーン以上の明るさ)から比べると髪をブリーチする必要があまりありません。
だから色持ちは良いと言えると思います。
ただし、下記の画像のように明るめの髪色の状態から7トーンのグレージュにトーンダウン(暗めにチェンジ)された方の場合は、髪本来のブラウンが削られている状態なので色持ちは悪くなります。
ただし、グレージュの染料の効果で元のギラギラした黄色にはならず、どこか黄ばみが柔らかく中和されたスモーキー(くすんだ)な黄色になるという点では色持ちが良い!と言えるかもしれません。
上記の画像のような状態からグレージュの薬剤だけで7レベルにトーンダウンしても色持ちがよくありません。この場合は色持ちを考慮して
- グレージュに深いグレーをプラスする
- グレージュに深いブラウンをプラスする
という方法を美容師さんと相談しましょう。
普段から、
お客様
こういったお悩みをお持ちの方は、H様のヘアカラーの色持ち改善を事例を紹介した記事も参考にしてくださいね♪
https://pourvous-box.com/before&after/
ヘアカラーの色落ちが早く、すぐ黄色くなってしまう!とお悩みのお客様の事例