当店のお客様からもたまにこんなお悩みをお伺いします。
プールブーではお客様の髪を仕上げる際には、自宅でも同じ仕上がりを再現できるように基本的にはブラシを使わずに乾かすよう心がけています。
ですから、貴方にも正しい乾かし方さえマスターして頂ければ、今日から貴方の髪にもサロンクオリティーを実現できるはずなんですね。
更に、来店頂くお客様にはできる限り乾かし方もレクチャーするように心がけているつもりなのですが、それでもお伝えする時間が充分にとれず結局思うように仕上がっていないというお客様も多いように感じます。
これって非常にもったいないと思いますし、私達からしても非常に申し訳なく思うわけです。
そこで、今回は
- 美容室ではサラサラ、つやつやの仕上がり
- 自分で乾かした時はイマイチ!
という仕上がりの違いを貴方に本気で解消して頂く為に、髪をサロンクオリティーに乾かす正しい工程を動画でまとめてみました。
動画は乾かす場所ごとに小分けにしたものを、10秒~長いものでも3分程度でわかりやすくまとめてありますので、お時間に余裕のある時にご覧頂いて、貴方の髪をツヤサラな髪に仕上げて頂く助けとなれば嬉しいです。
なにより、お客様目線で簡単に行えるように作成した動画なので、工程自体は全然難しくありません、是非今日から実践してみて下さいね
スタッフにお客様目線で実践してもらいました
スタッフの一人に、プロが行う素人目線のツヤサラを叶える髪の乾かし方を実践してもらいました。
以下で動画を交えて解説していきますので御覧ください。
髪を洗ったあとは、粗めの櫛で優しくしっかりとかしつけて「髪のもつれ」「髪の引っかかり」をとる
何事も始める前の準備は非常に大切!
と言うことでまずお伝えしたいのは、乾かし始める前に髪を梳かすという工程は仕上がりに大きく影響するという事なんです。
美容師である私たちも必ず乾かす前に一度貴方の髪を綺麗にとかしますよね?
プロである私たちも毎回行うと言うことは、髪を乾かす前に濡れた髪をとかし「もつれ」や「引っかかり」をなくす事は必ず守って頂きたい大切な工程ということです。
このように、濡れた髪をとかすのは面倒という方も以外に多いのですが、きちんと髪をとかしてから乾かし始めないと、もつれた形で癖づいた状態に髪が乾いてしまいますので、この後の乾かし方を一生懸命実践しても、まったく艶とまとまりがでないんです
朝、寝癖直しで部分的に濡らした場合なども同様の事が言えますので、寝ている間についてしまったもつれや引っ掛かりをリセットしてから乾かす事が大切です。
①髪をダメージさせない為の梳かし方と、髪をダメージさせてしまう梳かし方
髪をダメージさせない梳かし方
髪をダメージさせる梳かし方
無理やりとかすと髪のキューティクルが剥がれ傷んでしまいますのでこれはNG全体的に引っかかりが強い場合は、毛先3分の1をとかし、次に真ん中〜根元の順番でとかしてあげると優しく綺麗にとかしやすい
②髪の艶とまとまりを手に入れる為の正しい根本の乾かし方
【動画解説】
- 耳を一つの目安として、耳半分から前の部分の表面の髪ををピンで止める
- 止めた箇所の下の根本5センチを乾かすイメージで乾かす
- 下の部分が乾いたら、止めていた部分のピンを外して、今度は表面の根元5センチをイメージして乾かしましょう
【動画解説】
- 後頭部の髪を上下2つに分ける
首元は毛量が非常に多い部分ですし、表面の髪が邪魔をしてドライヤーの風が目元に届きにくい箇所
自分では首元の根本を乾かしているつもりでもドライヤーの風は以外に表面の髪に当たりがちに!
乾かしきらないとツヤや手触りにも影響します。
ですから後頭部の髪を上下で2つに分けて首元をしっかり乾かすという事が重要です
中間と毛先を乾かす際の手ぐしは
風を受けてできる髪のもつれをとれる適度にテンションが掛かる(ツヤがでる要因)
という理由からこちらも非常に重要です。
【動画解説】
- 手ぐしで頭をなでながら乾かす感覚で乾かす
- 風を受けてできる髪のもつれがとれる
- 適度にテンションが掛かる(ツヤがでる要因)
と非常に重要です。
毎日の事なのでどんどん乾かしここで時短していきましょう。しつこいですが、ドライヤーの風の角度は上から下を確実にキープしていきましょう!
④中間がしっかり乾いてきたら残った毛先3分の1を乾かす
⑤全体が乾いたらまとめて捻ってから温風を当て、今度は手を離さずにそのままにして冷ます
基本的にどの工程もドライヤーの風の角度は上から下に当たるよう心がけましょう
そうする事で根本から綺麗にキューティクルが整うのでツヤ感が向上します
ドライヤーが重くて腕が疲れるという場合はドライヤーを持ち上げずに頭を前に傾けると楽です
⑥最後に優しく手ぐしでほどくと…
どうでしょうか??仕上がりがレベルアップしていませんか??
中間と毛先のまとまりが格段に良くなり、ツヤ感もアップしたと感じられる仕上がりになりましたでしょうか?
大事な注意点のまとめ
- きちんととかす
- ドライヤーの風は上から下向きに
- 根元から順番に乾かす事を意識
- 仕上げに捻って温風を当てて冷ます
この4つは必ず抑えて実践してみて下さい。
慣れない初めは大半かもしれません。
でも一度身につけてしまえばずっと使える方法ですし、自分で綺麗に乾かせるようになってしまえばこっちのものです。
せっかく当店で綺麗に仕上げさせて頂いているわけですから、普段もサラサラ、ヤツヤな仕上がりを楽しんでくださいね。
⑦ここまで実践できた貴方への仕上がりを更に高める番外編
ここまで実践できた貴方は、隠し味として
上記の⑤の動画のひねる工程の前に、
全体にテンションをかける(引っ張る)事を取り入れてみて下さい
回数を重ねながら感覚をつかむのが一番の近道!
ツヤツヤサラサラの仕上がりまでもう一息、頑張って!!
- 適度にテンションをかけると更に上質に
- ドライヤーの風は手ぐしで髪を軽く引っ張りつつ中間から毛先に数回スライドさせましょう。
- 髪をひねりながらテンションをかけられるようになれば完璧に習得です。
ツルサラの為には熱と風をしっかりあてる事が大切
でも、通常のドライヤーでもここまでできればいつもの仕上がりとは格段に違うと思いますし、なにより、今までお客様で経験しているので絶対変わると言い切れます。
なので、家庭用のドライヤーでも是非実践して頂きたいです。
そして、ここまでの解説でご理解頂けたと思うのですが、ツヤとまとまりには熱と風をしっかり当てることが非常に重要になってきます。
そこに関しては業務用も通常のドライヤーも同じことなんです。
ですから、乾かし方がちゃんとできていないと何を使用しても良い結果になりづらいかなと思います。
今回は、プロだけが知っている綺麗に乾かす為の基本的なドライヤーの使い方をお伝えしましたがいかがでしたか?
綺麗な髪の為にこの乾かし方を毎日ひとつずつ覚える感覚をもって頂き気軽な気持ちで実践してみてくださいね~。
貴方の髪がツヤサラに仕上がるように願っていますね。
[…] 「美容師直伝」サラサラとツヤツヤを叶える!正しい髪の乾かし方7選 […]